第10冊 城山三郎『雄気堂々(上)』

新一万円札の人って何した人だろう、または一旗上げてやろう!と思った時に読む一冊。

出版社新潮社
出版年1976年

感想

※ ネタバレを含む場合があります。

渋沢栄一の30歳くらいまでの出来事を、いろんな登場人物を交えて描かれたわかりやすくて面白い小説。

小説の読み始めは、読みにくい。
栄一の家族や栄一が暮らす村の人々など、登場人物が多くて脳内渋滞を起こしてしまった。

ただ、それらの登場人物が織りなすエピソードが読み進めていくうちに、どんどん面白くなっていく。

江戸時代末期の激動の時代、薩長同盟とか大政奉還とか歴史の教科書で学んだ時代の、歴史の教科書に書かれていないストーリー。
教科書で学んだことのある、幾人もの人物と栄一とのやりとりが、栄一を成長させる。そして、読者(自分)に当時の各地方や政府、幕府の関係性の理解を促してくれる。