第7冊 西加奈子『サラバ 上/下』

何を信じればよいかわからないと思った時に読む一冊。

出版社小学館
出版年 2014年

感想

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サトラコウモンサマ、信仰は人を救う。何を信じるかは自分次第で、他の人が決めることではない。

感情の整理がどうしようもなく出来なくなったとき、助けてくれる薬は自分の中にあるのかも知れないと教えてくれた本

第6冊 太宰治『人間失格』

6回目にして本ではないです。『人間失格』のDVDを観ました。原作が本なのでDVDでもOKとします〜

幸せな生活から少し離れてきたかなと思った時に読む一本。

原作太宰治
製作年度2009年
監督荒戸源次郎

感想

※ ネタバレを含む場合があります。

人間は何で生きているのだろう。何のために生きているのだろう。そんなことを考えさせられた。
葉蔵は周りの人の感情を読み取れてしまう(読み取れていると思っている)から、アル中、薬中になって堕ちていくのだろうか。
アル中、薬中は楽しいのだろうか。楽しくないからアル中、薬中になるのか。それで自分で自分をコントロールができなくなるなら、何で生きているのだろうという疑問がやはり生じる。
これまでの体験の、全てが虚構に思えた。電車の中の回想シーン。これまで出会った人、シーンが走馬灯のように回想される。これを各人に置き換えると、一人ひとり異なるストーリーで、登場人物も、その比重もまるで違うことになる。ただそれはその人にしかわからない情景。他者のだれしもが作れないストーリー。いつの時代も主観は変わらないと思う。と書こうとしたとき、違うのではと思った。各時代の各文化、流行、その時の思想によって主観もおそらく変わるから。ただ、他人が自分と同じ視点で物事をみていないという点においていつの時代も同じだろう。
現代においては、大衆芸能の時代から、スマホで各人がおのおのの興味に即して自分のストーリーをより強固にしてきている。されど、人とつながりたい願望はあり、snsでつながる。自分の存在。他者との関係性の中で、確立していく自己。
これまでの体験が、全て虚構に思えたのは、その為かもしれない。今日、自分はこの映画を一人で観ていた。誰ともシェアすることもなく。自分のこれまでの体験、これからの体験は、他人を通じて実体となっていくのかもしれない。本当は、自分一人でもその体験は実体なのだけれども、他人を通じて初めて、なにか輪郭がはっきりしてくるのかもしれない。そう思った。

第5冊 藤井孝一『読書は「アウトプット」が99%: その1冊にもっと「付加価値」をつける読み方』

読書したけど内容を忘れてしまっているなーと思った時に読む一冊。

出版社三笠書房
出版年 2013年

感想

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アウトプットをするから、読書が血となり肉となる、ということを説く本。

この本から学んだことは、 トップレベルの人と、一般ピーポーの違い。

一般人が、どんな「かっこいい本棚」(『かっこいい本棚とは、自分のなりたい理想像』p.181)を持っていても、 実践、行動に移さなければ、意味がないってこと。

第4冊 西加奈子『炎上する君』

ちょっと心が疲れてきたと思った時に読む一冊。

出版社角川書店
出版年2012年

感想

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意味不明な文章だと、最初は思った。
けれど、何遍も読み進めて行くうちに、この文章に惹き込まれていった。

他人の価値観ではなく、自分の価値観で判断して生きていきたいと思った「トロフィーワイフ」

他人との比較による劣等感を持ち悩みながら生きるのではなく、等身大の自分の肯定しながら生きていきたいと思った「舟の街」

「ある風船の落下」、面白い。極端な例から、自分の進むべき方向を選んでいく発想は、他の場面でも使えそう。
等間隔な当たり障りのない人間関係なんて、つまんない。
傷ついても、傷つかせても良いから、「地上」に居たい。